数カ月ぶりにUbuntuに戻ってきました。
14.04の頃と比べると、Unityの動作が全体的に洗練されて安定しているような印象を受けます。
この記事は環境構築についての備忘録を兼ねたまとめです。
/home
を/
とは異なるパーティションとして、/
の環境移行後もそのまま/home
を使いまわす場合、設定ファイルも引き継いでしまうことに注意が必要。
個人的な感覚として~/.x
から始まるファイルの内容を忘れたままそっくりそのまま移行をしてしまうとドハマリしやすい。混乱しそうな場合は削除しておくと良いと思います。
最近のibusは良い話を聞かないのと、Ubuntu 15.04のシステム設定がfcitxによく対応するようになったらしいので、fcitxをmocz(Google日本語入力)と合わせて使うことにします。
aptからインストール:
$ apt-get install fcitx-mozc
そして一旦ログアウトをして再度ログインした後、 システム設定 -> 言語サポート -> キーボード入力に使うIMシステム
でfcitx
を選択します。
fcitx 設定
をDashから起動し、入力メソッドにMozcがなければ追加します。
もし動かない場合には、im-config
を実行してfcitxを選択してみたり、~/.xinputrc
や ~/.xprofile
を見直します。
im-config
に ~/.xinputrc
の記述を任せて、~/.xprofile
には何も書かないのが良いっぽい。
所有しているBluetoothマウス (Microsoft Sculpt Comfort Mouse) に接続した場合、再起動後に繋がらなくなる問題がありました。 システム設定のGUIは便利ですが、CUIから設定するのが最も信頼できる方法だと思います。
接続が安定しないBluetoothデバイスに対してはCUIを用いた設定を試みると良いでしょう。
Ubuntu 15.04の場合、BluetoothはBluez4によって提供されています。ちなみにBluez4とBluez5はインターフェイスが大きく異なるので注意。
Bluez4の場合は
$ sudo hcitool scan
Scanning ...
00:1D:D8:FF:1D:F8 Microsoft Sculpt Comfort Mouse
$ btaddr=00:1D:D8:FF:1D:F8 #上でわかったアドレスを変数に入れとくと便利
$ sudo bluez-simple-agent hci0 $btaddr
Release
New device (/org/bluez/654/hci0/dev_00_1D_D8_FF_1D_F8)
$ sudo bluez-test-device trusted $btaddr yes
$ bluez-test-input connect $btaddr
これでつながります。難しすぎる…。
bluetoothサービスが再起動しても再度つながることを確認するには次のようにします。
$ sudo /etc/init.d/bluetooth restart
ちなみにUbuntu 15.10ではBluez5に移行するらしいです。期待。
参考:
比較的信頼できる情報源として各種wikiを
Ubuntu Japanese Team wiki には、程度まとまった情報があります。日本語入力に関することはここが中立的で詳しいと思います。
Ubuntu CommunityHelpWiki には、英語であるがかなり多くの情報があります。
ArchWiki や GentooWIki はUbuntu向けにうまく読み替える必要はあるものの個々のアプリケーションに関しては有益な情報源となると思います。